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HKS HIPERMAX Ⅳ GT のレビュー評判や装着写真 [157件]
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HIPERMAX Ⅳ GT のパーツ情報

HKS の HIPERMAX Ⅳ GT 車高調キット に関するパーツ情報や、口コミ・評判のパーツレビューや取付写真などを掲載しています。

HIPERMAX Ⅳ GT 車高調キット の投稿

納車後、一年間悩んだ挙げ句に選んだ車高調である。今までの経験上、ダウンサスは突き上げ感が強く、直巻の車高調はフリクションが大きく、共に乗り心地が悪い印象があったので、ショーワチューニングの様な純正形状のバネとショックのセットがベストだと思ってるのだが、一向に出る気配が無いので、車高調にする事にした。選んだ決め手は、街乗り用の車高調の中では、ショックにしっかりとしたコストを掛けているので、乗り味の良さに説得力がある事である。結果的には一人で気持ちよく走るには最適なサスペンションだった。純正のサスペンションはアンダー傾向が強く、アクセルオフやブレーキでの荷重移動を意識しないと曲がりにくく、かつアクセルオンでリア荷重が強くなるので、FR車のように後ろから押し出す挙動になり、更にアクセルを踏み込んで行くと、外側の前輪が滑りやすい印象である。それに対してこの車高調は純正よりやや前下りの為かニュートラルな特性で切り込みやすく、アクセルオンで外側の前輪、後輪に均等に荷重が掛かり、更にアクセルを踏み込んでも前輪のトラクションが抜けにくく、加速しやすい印象である。純正よりも全体的にロールが軽減されて安定感が高いが、更に荷重を掛けていくと、遅れて大きなロールが発生し、そこから先の腰のある走りは純正に近い。そこまで行くと、サスペンションの性能と言うよりも、タイヤの性能が全てなので、最終的な限界は純正と大差無いのかも知れない。過渡特性が違うだけだ。むしろ、ステアリングの切り始めとロール感が一致する純正のほうが、その領域に至るまでコントロールしやすい気もする。全体的にフリクションが少なく、減衰力を強くしても乗り心地の悪化を感じないが、逆に弱くし過ぎると、ガソリン満タン時や人や荷物を乗せてるときに、リア側にダウンサスのような突き上げ感が発生する。減衰力を弱くし過ぎないのがみそのようだ。減衰力はスピード域やガソリンの量、乗員数、積載量でベストな設定が変わってくるので、一番よく使うスピード域で、ガソリン半分の状態で、自分一人で乗った時に、気持ち良いハンドリングが味わえる事を重視して設定するようにしている。そこを基準にして設定すれば、更にスピードを上げて行っても、重量が加減しても、挙動はその延長線上にあると思ってる。そのマイベストポイントは柔らかい方に一つ、硬い方に一つの二つあると思ってる。柔らかい方ではバネの動きを妨げずに無駄な動きのみを省けるポイントで、硬い方ではバネの動きと減衰力の立ち上がりが一致したポイントだ。そのポイントでは双方共にステアリングの切れ込みが良く、車体の動きに一体感が出る。現状では柔らかい方が24/30、硬い方が9/30がマイベストポイントである。柔らかい方がアクセルオンオフでの挙動の変化が大きく、車体の動きを把握しやすいので街乗りから峠向け、硬い方はフラットな乗り味が楽しめるので、高速コーナーの多い峠や首都高向けと行った感じである。普段は柔らかい方をコモン設定にして楽しんでいる。ただ、減衰設定に関わらず、人や荷物を乗せると、乗り心地は少なからず悪化するので、あくまで一人で気持ち良く走る為にサスペンションと言える。その懐の狭さが社外製と言ったところである。

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