サニートラックのエンジン清掃・右肩つりそう・ヘッド加工に関するカスタム事例

2020年06月28日 19時01分

#エンジン清掃 #右肩つりそう #ヘッド加工

さにカツ日産サニートラック

一年半のレストア、修理を経て令和元年12月22日に我が家へ来ました。これから少しずつやっていきます。みなさんよろしくお願いします！

今日はコイツに着手です。

なぜか1番と4番のプラグ付近にアゴがついてるので、それを落としてから、バルブ周りのトンガリを滑らかにしていくことにしました。

ある程度荒削りした状態です。
これからもう少し滑らかにしてからゴム砥石で面を整えていきます。

アゴは削り落としました。
ここまででも結構しんどいです。

ゴム砥石である程度面を整えたところです。
今日は腕がつりそうになったのでここで終わります。
そこそこ形になってきた気がします。

アゴの違和感もだいたい取り除けました。

まだバルブの面には程遠いので、時間と体力の余力を見ながらボチボチやっていきます。

たぁ

号口は国ごとの燃料情勢を把握した上で仕様変更されております。輸出仕様のエンジン試験を行うときに、その国の燃料が送られてきてこれでやれと指示されました。なので日本仕様のエンジンなら日本の燃料でOKです。ただし、昔のエンジンはノックセンサが無いので多少の粗悪燃料が入れられた想定等でフェールセーフ的に点火時期が多少遅いです。しかし、もちろんMBT狙いにて点火後の最大筒内圧力をATDC10°目標にすることがベストです。なので、ガバナ進角のデスビでは限界があります。なお、スキッシュ面積を減らすことで、ピストンスピードが遅いときの気流ぶつかりが弱くなり、燃え終わった燃料の粒を見ると中心に燃えきらない部分が発生します。結果、HCの増大で環境に悪いこととなります。他、同時に圧縮比も下がっておりますので、燃焼温度は低くなりますのでNox低減となり、先ほどとは反対の地球に優しい漢と胸を張れます！工学とは奥が深いですねー

2020年06月29日

さにカツ

たぁさんの知識、めちゃくちゃ面白いです！やはり、各国の事情に合わせてエンジン仕様は変わってるんですね。そりゃそうですよねww 今回のエンジンは、最高出力を狙うというより、チューニングという部分において、調律できる幅があった方がいろんな特性を楽しめるのではないかという素人考えから今に至ってます。圧縮、燃焼において、HCとNOxってすごい絶妙な関係性なんですね！また燃焼室の渦に巻き込まれた感覚ですww

2020年06月29日

たぁ

純正マニの1、4、が長く曲がって流速が低くなるので、霧化の促進のためスキッシュエリア面積で稼いだのか？しかし、マニ曲がりが大きいので曲がりで衝突し霧化の促進は得られるのになんで？ですね。自分は1.5近い高加給仕様のときはノック回避でスキッシュ無くしますー

2020年06月29日

さにカツ

なるほど！そういう為に付いていることもあるんですね！やっぱりエンジンは宇宙ですww 気流の渦とかを想像すると、無限の広がりを感じずにはいられませんww 今回のテーマは点火時期とトルクカーブなので、ノッキングの要因になりそうなものは極力排除したかったのが削った理由です。これは仮説ですか、日本のガソリンは世界的に見ても低オクタン価なので、もう少し圧縮が低い方が調子を出す幅が広がるのではないかと思っているのです。極端に低くなるのは問題ですが、燃焼室の表面をさらうぐらいの容積拡大だったら…って思ってますが、たぁさんはどう思いますか？

2020年06月29日