MGBのフレーム腐食・板金修理・発泡ウレタンはおすすめしません・発泡ウレタンのバカに関するカスタム事例

内装の張り替えをしてたんですよ。
カーペット剥がして古い接着剤剥がしてる時、あることに気づきました。

フレームにクラックが入ってて、そこから白いものが顔を覗かせてます。
触るとスポンジ状です。
この時は訳もわからず、とりあえずスルーして作業進めてました。

他の作業がひと段落した際に、ちょっとスポンジをほじってみたところ…フレームに穴が開いてました。
地面が見えてます。

それだけではありません。
モノコックフレームのボックスになってる部分の下部が錆びてて、そこにも白い物が顔を覗かせています。
何これ???

それは広範囲に及び、フレームフロアの強度を保つ為の部分はほぼ全部がこの状態。
指で突くとボロボロ崩れていきます…。

あ、これ発泡ウレタンだ…。
今話題のアレだ…。
フレーム内に発泡ウレタン注入するカスタムが施された車両が、数十年の間にウレタンに水分が染み込み、濡れっぱなしになる事でフレームが内部から腐っていく…あの話題の…。
え…こんな車にウレタン入れる人いたんだ…。
マジか…。

これはもう私の手には負えないので、この先はプロに任せることに。

慌てて板金屋ぶち込んで切開してみたらこの通り。
きったねぇいい加減なウレタンが半端に詰まってて、その下部が見事に腐り切ってる。
DIYでやったくさいですね。

内壁も完全に死亡。
この車両、やたらフレームがギシギシだらしなくしなると思ったら、フレームが内側からボロボロに錆びていたというオチだった…。

腐りは前後フェンダーの部分まで及んでいて、突いたらこの通り。
ボックス部分全部切開。
いやー、これ治るのかな??
とりあえず板金屋のじーさん、発狂寸前になりながら頑張って作業してくださってます。

結構この事例、最近多いみたいです。
90年代流行りましたからねー。
中古車両買う時はみなさん注意しましょうね。
板金だけで結構な諭吉がぶっ飛んでいきますよ。