アルトワークスのCC72V・F5A・メンテナンス・ローテンプサーモ・圧縮測定に関するカスタム事例
2025年06月14日 23時07分
ワークスのメンテナンス。
まずは冷却系。
水温センサーとローテンプ(ミドルテンプ)サーモスタットを交換しました。
水温センサーはスズキからは廃盤ですが、多摩興業さんというメーカーからまだ部品が出ます。
どうやらNAロードスターのものと同じらしい。
外したセンサーは悲惨な状態でした。
右が純正の82℃。
左は木村自動車商会さんの76.5℃。
F6A用ですが問題なくポン付け出来ます。
巷のローテンプは68℃が多い中76.5℃をチョイス。
68℃だと涼しい時はオーバークールになりがちとのレビューを見たのと、暑い時期はあまり乗らないのでこちらにしてみました。
サーモケース部分。
純正メーター用水温センサーは既に交換済み。ただメーター本体が悪いのか、暖気後も真ん中まで上がってくれません。
苦労して探した純正流用のヒーターホースもバッチリ付いてます。
ネジ式バンドは好きではありませんが、若干径が違う気がしたので締め込んで止めてます。
それと、前回投稿「レアな純正パーツ」で紹介した謎のアースプレートが付いてます。
見れば見るほどよく分かりません。
効果効能を知ってる方は是非お教えください笑
燃料ポンプの過熱対策で燃料ホースを遮熱してみました。
アウトタンク燃料ポンプで冷却性能に乏しい為か、燃料が半分近くになってくると作動音が大きくなってきます。
以前の燃料空打ち→息継ぎする時の音にだんだん近づく感じですので、そのまま運転してると同じ症状になるかも…?
あと暫定でオイルキャッチタンク付けてみました。
F6A、F5Aはブローバイが多いみたいなので対策として。
レベルゲージ付きなのが嬉しいですね。
いろいろ外したついでに圧縮測ってみました。
・基準1.2MPa
・限度値9.5MPa
・気筒間差0.1MPa
(SOHCターボ&DOHCターボ車)
1シリンダは1.13MPaくらいで2と3は1.12MPaくらいでした。(エンジン冷間時・外気温約23℃)
1シリンダだけバルブ全交換したから高めかも?
エンジンバラした時ピストンリングは泣く泣く再使用したので高めな圧縮に安心しました。
因みに、車を買って直ぐ測った時の写真です。
1シリンダは0MPa、2と3は1.05MPaくらいです。(エンジン冷間時・外気温約0℃)
雪降る当時とは気温が全く違うので参考にはならないですが…。
プラグをIRIMAC8からプレミアムRXの7番に交換。
たまにレブまで回すくらいでは熱が足りないようで、8番では少し煤けてました。
インマニに付いているガスフィルタも交換。
純正プレッシャーセンサー配管に繋がる大事な部品です。
息を吹き比べてみたところ、古い方は若干抵抗がありました。
抵抗があるとセンサー手前にオリフィスがあるようなものでしょうから、換えて損はないでしょう。
色々やった結果…
・気持ちトルクアップしたような感じがします。
特に5000rpm以下の本領発揮前のところで体感しました。
・水温の上がりが穏やかになり電動ファンの作動頻度が少なくなりました。
狙っていた燃料系(遮熱したホース)の過熱防止の他やインタークーラーに熱風が当たる事が少なくなるので、水温以外にも恩恵があるかもしれません。
・燃料ポンプの作動音については若干だけ改善されました。
ゲージ半分の状態でしばらく走っても症状は現れにくくなりました。
ただやはり、燃料が減るほどまた症状が出てきます…。改善の余地あり。