ロードスターのピロブッシュ・偏芯ブッシュに関するカスタム事例

今週末、ロードスターのロアアームブッシュを偏芯ピロボールに打ち替えてもらいます。（※画像は借り物で失礼…）

ブッシュの取り付け軸をズラして、ネガティブキャンバーとキャスター角を増やす物です。

打ち替える前に、期待する効果と心配な点を整理してみます。
その上で、実際乗ってどうなったか確認しようと思います。

期待する効果①
ネガティブキャンバー増によるアンダーステア軽減

⚫︎偏芯ブッシュにより、ロアアームの取り付け点を外に出すことでネガティブキャンバーがつきます。
⚫︎現在フロントキャンバー1°ですが、コーナークリップ付近で強いアンダーステアが出るので、その改善を狙います。

期待する効果②
ブッシュの剛体化による、回頭性と操舵応答の向上

⚫︎旋回中、タイヤからの横力でゴムブッシュが変形します。後ろのブッシュの方が変形量が多く、トーアウト方向にアライメントが変化する＝アンダーステアになる。
→ブッシュの変形が無くなりトー変化が無くなる事で、フロントの入りが良くなる事を期待。
⚫︎操舵→ブッシュ変形分の遅れが無くなり、操舵応答が良くなる事を期待。

心配な点①
前後剛性が上がり、乗り心地が悪化するかも？

⚫︎突起を乗り越す時など、ブッシュが変形してタイヤを後ろに逃して衝撃を吸収している。ブッシュが剛体化する事で、橋の継ぎ目等での乗り心地が悪化しないか心配。
⚫︎サブフレームへの入力が増えるのも心配。

期待する効果③
キャスター角増加による、転舵時のネガティブキャンバー増加→アンダーステア低減

⚫︎後ろ側のブッシュの取り付け軸を偏芯させる事で、タイヤが前に出てキャスター角が寝る。
⚫︎キャスター（転舵軸）を寝かせると、転舵時にネガティブキャンバーが増える。コーナーの奥で舵角が大きい所のアンダーステア低減を期待。

NCロードスターでサーキットを走るにはどうしても必要な部品なのですが、乗り心地にどう影響するかが気になります。
打ち替えて乗ってみるのが楽しみです。