BGFKさんが投稿したカスタム事例
2025年05月21日 11時38分
音楽を語り楽しみ感じるオーディオを
2025年5月21日 朝活後の今熊山
登る途中、いろいろ考えてた
続「ゲイン」について
一般的な製品のアンプのゲインは「固定」されている
製品アンプではほとんどが負帰還=フィードバックがある
これはスピーカー出力から戻ってメイン回路にいくのだが、かならず抵抗が2つあって分圧されている
この分圧比が現実のゲイン=増幅率を決定している
(より深くは、電圧増幅回路があり、そことの差分が発生するようだがそこを分かりやすくは説明できない笑)
いずれにしても、稼働しているアンプ(とりあえずトランジスタとかFETの半導体アンプとする)では、この帰還の抵抗分圧で、増幅率が10倍〜20倍あたりに「固定」されている
ゲイン調整をもし後からやるとするなら、この分圧比を変更することを指すはずだが、カーオーディオ界隈で言われている「ゲイン調整」はここの調整ではない
入り口の入力レベル調整に過ぎない
また本来的な「ゲイン調整」はやるとしたら「改造」になり、ここは自分は試行錯誤したりしているところでもある
で、仮に増幅率20倍として、これが歪まない電源電圧を考えて余裕みて±30Vあったとする
そこで入力を入れたらどこで歪むのか
2Vなら40Vで軽くクリップする
1.5Vでも限界だろう
もちろん大爆音になる
つまり入力では±1.5v未満にする必要があるだが、
ソース側がMAX4Vだとしたら即クリップである
私が今のカーオーディオ機材のRCA出力が無用に高すぎるというのはこのことをさしている
もっとも最近の自分の経験では、
Youtube再生でもアプリ側で出力を抑えていることがあって、
オペアンプの増幅回路を足して機材側の出力を少し上げることはある程度必要かもしれないとは思っているが、
それでも機材側の出力では、ゼロデシで1V程度がベストだと思う
それ以上高いと結局アンプの入り口で絞ることになる
アンプについている可変抵抗は、そもそも可変抵抗全般に言えると思うけど開度をある程度取らないと音が悪くなる
さらにかなり絞った付近では左右の分圧がズレるギャングエラーは不可避だ
ギャングエラーが起きるのは、抵抗分圧で見た場合、
例えば10KΩAカーブとかでは
絞ったあたりでは、
直列側はほぼ10k、GNDに行く並列側は、数Ω〜数百Ωの微妙な数値となり、
そもそも抵抗の精度からしてこの数Ω〜数百Ω付近で抵抗分圧を揃えるのは無理だからだ
この点でも(自分はそういう絞った位置では使わないけれども)、入力レベル調整では左右独立の可変抵抗にするのは必要性を感じる