CX-7の思い出の場所に関するカスタム事例
2025年06月03日 05時01分
海溝よりも深い思い出の場所。
昔は柵が無く、テトラポッドが敷き詰められていた。
夜なのに、空は澄み渡り、月明かりで水平線がよく見える。
二人は、一つのテトラポッドの上に座り、自己紹介をするように交互に自分のことを話した。
少しぎこちない会話が途絶えると、うちよせる静かで穏やかな波の音が聴こえてくる。
時を忘れてどのくらいの時間話をしていたのだろう。互いの肩が触れ合う距離で、黒い海の水平線を見ながら。
そんなことを思いながら、夜空に輝く月を見上げた顔を、ふと、横に向ける。
二人の目が逢った。