N360のセルダイナモ・ボルテージレギュレーター・おはゆに61・昭和商店・N360に関するカスタム事例
2025年05月18日 21時28分
いつもの朝の通勤です。
ク………ク セルモーターが回りません。
何度か繰返すと何とかエンジン起動しますが空吹かしでの電圧上昇のチャージが見られず、チャージランプも点きません。
再度エンジンをかけ直そうとしますが今度はスターターリレーが全く動かなくなってしまいました。
残念ながら一旦純正レギュに交換です。
無事セルは回ってエンジン起動しますがチャージランプの不点灯とチャージ不良が見られません。
チャージランプは電球(12V/4W)の球切れのようで交換で点灯しました。
しかしチャージについては不安定です。
普通にチャージする時もあれば、チャージランプがいきなり点いたり点滅したりと不安定です。
実はこの症状は事前に想定されてました。
原因はブラシ摩耗です。
先日のエンジンOH時点で交換後50,000km経過で結構摩耗してましたが、ブラシ製販中止の背景もあるので限界まで使用するつもりであえて未交換でした。
また現在試験中の新型レギュにてブラシ摩耗がどの様な症状になるかを確認するのも目的でした。
下の新品の半分以下の長さに摩耗し不安定な発電となっていた様です。
ブラシ新品交換で問題解決です。
続いて新型レギュへのダメージ確認です。
スターターリレーへのダメージは大きい様でリレー本体ケースとコネクターが発熱により溶着し電極も焼切れてて、中継端子部も過電流により発熱し樹脂部に座屈しちゃってます。
対策として既にに200A容量のリレー入手済みです。
レギュレータ本体には過電流等からの保護の為にヒューズが入ってますがブラシ摩耗の影響か切れてしまってました。
そのお陰でレギュレータ本体には影響がなかった様です。
これでN360特有のブラシ摩耗時点に新型レギュレータのダメージやスターターリレーの容量問題についても想定出来ました。
いよいよ3DCADを使って量産型の開発を進めます。