tomtomjza80さんが投稿したS2000・r129・コーヒー・握手に関するカスタム事例

去るもの追わず。

s2000、2ヶ月持たず。乗った距離300キロ。

僕とホンダ車の相性は悪い。
買取額もそこまで良くなかった。

古い車をどこまで愛するかなんだけど、
ボルト一本、クリップ一個すら純正品以外を使いたくないような車阿呆の僕にとっては

古い日本車は向いてないのだなと再認識。
ボルトが左右で違ったりすると全部純正品に入れ替えたくなる。前のオーナーを疑い始める。追いつかない。

エンジンの異音一つ許せない。始動時チェーン暴れてる？！お前日本車だろうよ？って。

そしてボディのヤレ、錆の進行が車愛を地味に削ぎ落としていって、「考えたくない、もう見たく無い」になる。道具にならないのです。

良い車とは、「納得できる車」と誰かが言ってましたが、まぁ納得できるかどうかは人それぞれでして

車の良し悪しは全く関係ないのかも知れません。
s2000は間違いなくいい車でしたから。

w202に戻ろうかと思うも
s2000の開放感は素敵だった。

雨漏りしない幌車…等々
色々考えつつドライブしていたら路肩に停められているこの車を発見。

ピンポンからの交渉、美味しいコーヒー頂きつつ値段提示から即決で購入。握手で契約。

オーナーさんは所謂社会的に成功している方。ちょうど手放しを考えていたとの事。
自ら私の自宅まで運転して届けてくれました。

車を「買う」と言った日に家まで来たのは初めてです。書類よりも先に来た。

r129 sl320 1996年式。

機械式AT。
油圧システムは大体故障するもんだが、メルセデスが作っただけあって手動で全部動作できる。

部品はリトアニア、イスラエルに結構在庫あり。
色々購入。内装ボルト類は欠品多し。

assy交換ではなく、修理が可能な部品ばかり。
治せるんなら別に故障は心配ない。

塗装、内装は極上。
ハードトップ外してソフトトップ広げたら新品だった…！

アッパーマウントだけ亀裂あり、交換して名義変更かな。ボンネット突き破ったら笑えない。

多少のヤレ、サビは仕方がない。
古いメルセデスだから。納得。これも、味。

そう、僕はこの「味」が好きなんです。ようやっと分かりました。

ガレージ出し入れしかしていないが
乗り味は戦車。

やっぱりメルセデス、車の存在感はない。

世間一般に言ういい車を売り払って
ポンコツを買う

こんなミス、一生に一回くらい別に良いでしょう。