キューブのShinさんが投稿したカスタム事例
2025年06月03日 13時53分
20代⇒Z31 30代⇒S130Z 40代⇒JZX100マークⅡ そして50代... Z32にてZ乗り帰り咲きしました。 2022年/10月 新たにZ33を迎える事になりました。 今後はメンテ中心になると思いますが、末長くこのZ達と付き合って行きたいと思ってます。 Z32.Z33乗りのオーナーの方々、 Z33には未だ余り詳しく無いので、色々教えて戴きたく思います。
梅雨の龍が鼻ダム
子寒い雨の降る中、地区の清掃活動を終えた僕は熱いシャワーを浴びて着替える。
暖かいコーヒーを飲み終えた頃、白く低い雲を纏った山々を見て出掛けたくなった。
少し湿度の籠る車内に乗り込みプッシュスタートのボタンを押す。勿論Zでは無い。
ここ最近は公私共に忙しい日々だった。66にZに乗ってない事を揶揄われた事は残念ながら事実だ。
まぁそれも梅雨だから仕方ない。雨の日のスポーツカーに乗る事程つまらない事はない。
最近見つけた美味いパン屋で、アンパン、クリームパン、海老カツパン、そしてチェリソソーセージのパンを買い込み、景色の良い場所を目指す。
僕は乗用車での雨の日のドライブが好きだ。雨の日、正確には梅雨の雨の日の1人のドライブは、昔の思い出が次々と蘇る。
何故この梅雨の雨のドライブに限って昔の思い出が蘇るのか…
あの時、あいつが言った言葉。
あの日、ずぶ濡れになって何時間も外に居た時のアスファルトと草木の匂い。
何故あの時…あいつは…
そんな事を朧げに想いながらキューブを走らせてると、右手に龍が鼻ダムの看板。
龍が鼻か…もう何年も行ってないな。
僕はウインカーを右に倒した。
懐かしい道。その昔この場所でタイムアタックしてた奴らが沢山居た事が思い出される。
僕は道幅が狭くコンディションが悪いこの道をZで走りたいとは思わず、何度かギャラリーで訪れた事があった。
その他にこのダムを訪れた理由は…まぁ、それは読者の皆さんにお任せする。
特に大きくも小さくもない…龍が鼻ダム。
小さな公園やキャンプ場も設置されており、夏場は家族連れのキャンパーに重宝されるのだろう。
森林浴とよく言ったものだ。
此処に居ると、正に森を浴びてる様な気持ちになる。
約30分に渡る獣道の行き止まり箇所に辿り着く迄に、小さな滝が3ヶ所あった。どの滝も見てるだけで心が洗われるかの様な気持ちにさせてくれた。
ふと…家の水槽に沢蟹やイモリ、モリアオガエルや他の水生昆虫を入れたいと思い、探してみたが、未だ少し寒いせいなのか?生き物の姿は見当たらなかった。クヌギの木もあったので、今年の夏もう一度此処に来ようと思った。
雨に煙る山々を見上げ、ホトトギスの声とパン屋で買ったコーヒーで、海老カツとチェリソソーセージパンを食べた。アンパンとクリームパンは、昼飯の後に取っておく事にしよう。
誰も居ない山の中で食べたパンは酷く美味かった。
区長の役目はこの日の清掃活動でひと段落。体育祭や奉仕活動でてんてこ舞いだった5.6月の毎日は、仕事とは全く違う疲れを僕に齎した。来年はいつも通りの日常を取り戻したいと切に願う。
だが、誰かがやらねばならぬ事を己がやってると思えば、これも人生で避けては通れない道なのだと思った。
ジーンズに落ちた海老カツパンの衣を払って、僕は自身に苦労様と言って龍が鼻ダムを降りた。
今週末はAFM Part2。
沢山のZ乗りの方々とお逢い出来る事を楽しみにしてます♪TEAM CRAUDYはAM8:00頃に到着予定です🤗
皆さん気を付けてお越し下さい👍