コペンの旧車専門再生屋・オッサンの独り言・コメント返せずすいません・そろそろ梅雨入り・ツラ決めとはに関するカスタム事例
2025年05月17日 19時19分
クルマ関連の仕事をして、いつしか好きでやってた板金塗装の仕事により、お客さんのクルマばかりやってたせいで、自身のクルマはそっちのけ。職種変えてから出会ったコペンが数十年ぶりの楽しみになりました。沢山のいいね!フォローありがとうございます。
皆さまお疲れ様です。前回の投稿で、黒乃軍団さんからのコメント。。すっごく「そこ!そこな!」って軍団さんからネタのヒント貰う長文おじさんのムー太郎です。黒乃軍団さん感謝ありがとうございます。(笑)
さて後継者問題ですが、募集かけて「はいそうですか!」って採用してもね、続かない、果てしない、めんどくさい で、長続きしません。「それじゃ誰もやらないって!」なんて。はいそうです。前に話した「板金塗装屋」と「再生屋」って似てる作業で同じ部類に思われがちですが、違うように僕は感じます。
「レストア屋でしょ?」なんて。もう何百台のクルマ達を公道復帰させましたが、フルレストアって自身思う中では10台有るかないかですよ。現在のTE27も自分的にはレストアの部類ではなく、当たり前に悪い所を正しているだけなんです。
自身、泣いて努力して手にした技術は誰かにバトンを渡したい。自身今出来る事は、仕事をSNS、ココに残して若い誰かが、「やってみたい!」って思う人間を誘発させたい。(笑)なんて。現在、クルマ好きの方の見学や、同じ部類の板金塗装屋さんの見学がちょこちょこあり、凄く嬉しいです。今現在、地元でも有名な板金塗装屋さんからそれを生業にしてる職人さんが、自身の仕事を見学して、質問等に応対するだけで、少しでも「再生屋」としての考えだったりやり方だったりとか色々知って頂きたく、また錆びたボディー、真新しいボンデ板にケガキを入れ、叩き形にして切り継ぎで移植する事。時には新たな工具、材料等の勉強しつつ。。とにかく自身の技術を活かせるのは後数年と言うのは間違いない事なので。。しっかりレポートとして残しておきます。
長文本当すみません。お付き合いくださいませ。
さーて!前半長長文になりましたので、軽くレポート残しておきますね。
TE27左側フロントの切り継ぎ作業から残します。毎回言ってますが、現行パネルと造り込みの部分パネルはツラ決めの溶接が肝になります。
アングル曲げ加工のこのボンデ板(ジンク板)を溶接による接合になるわけですが、
厚みか、0.8ミリです。シャープペンシルの芯が0.5ミリです。この意味わかりますかね?
「溶接が難しい!すぐに穴開く!」
はい。それも有ります。穴広がり穴埋めでどんどん熱掛かりあげくパネルが引っ張りや縮みによる熱変形だったりもそうですね。難しいです。。
点付け接合です。接合時は常にツラ平行直角。0.8ミリ分ズレても溶接は出来ます。ツラの段差はサンディング後にパテでリカバリー出来ますが、ツラでサンディングしたとして、その部分はかなり薄くなります。0.8ミリが、0.1ミリとかサンディングで穴とか。その穴を埋める溶接でさらに廻りに歪みが生じたり。
指先で段差の無い感覚で接合です。自身そこに時間掛けて構わないくらいで考えてます。
ツラで決めて接合溶接終了です。経験ですが、時には強制で冷やして絞り掛けたりしつつ。上手く出来たと思います。
ツラ決めで接合、しっかり裏側にもビード走ってるので、見える表目は綺麗にサンディングです。パテは要らないレベルに出来る為、そこで時短になり、次に進む事が出来るって事が大事。急ぐ必要は無し!しっかり丁寧にです。
サンディング後です。どうでしょうか?
人差し指と親指でアップしてみて下さいませ。。
その後は現行パネルの微量な錆びを錆転換剤でやっつけて、エポキシの錆び止めでコートします。このコートだけででも微量な歪みを拾ってくれる。
エポキシって溶剤本当は凄いてすね。
最近、巷で話題の錆び穴をそのままクロスシートをエポキシ樹脂で固める方法有りますけど、
再生屋の僕は泣いてます。元々の形がもうそこには無くて、焼けば燃える。。
エポキシ系溶剤は薄塗りの錆び止めだけにして欲しいです。
次回は左側フロントピラー下部のアウターサイドシルに移りますね。
内側グサグサのサイドシルをインナーでフタしましたが、骨格形状残す為の作業です。
ここまで閲覧感謝しますありがとうございました。
黒乃軍団さんやコメント頂いた仲間に感謝です。コメントはしっかり閲覧してます。本当有難いです。さて、自身は土曜日なので朝まで原稿の仕事を。
儲からないのも再生屋の仕事です。。(笑)