147の納車整備・エンジンだけ新品・早く乗りたいに関するカスタム事例
2025年03月12日 18時27分
オリジナルデザインを大切に…最低限の細かなカスタマイズを心がけています。 基本はキープオリジナル! 投稿は、食べ物系多めです😆 みなさま、よろしくお願いいたします。
今週の147GTAさん…
今回はシリンダーブロックの組み立て✨
それでは作業内容を見ていきましょう♪
まずはクランクシャフトをベアリングキャップで固定します👍
トルクレンチで締めて…
で、角度絞め💦
で、クランクシャフトのあそびをチェックします
基準値0.080~0.265㎜に対し…
測定値は0.108㎜と正常値でした👍
次にシリンダーライナーを組付けます😊
アルファロメオ伝統のウェットライナー…
このライナーは、ブロックに圧入されておらず上からヘッドで押さえつけるだけ😳
ライナーには細いOリングをつけるのですが、Oリングを境に上は冷却水、下はクランクケース内でエンジンオイルが循環しています…
今回はOリングの切れはなかったようですが、ここが切れると冷却水とオイルが混じってしまいます💦
ウェットライナー…ボアの変更が容易という利点や、冷却能が高いという利点がありますが…
その反面、エンジンの剛性が下がるという結構な欠点もあります…
一般論としては、ハイパワーエンジンに向いてない構造なんですが…
こんなリスキーな構造にする必要があったのか?
鋳造時の入れ子や型構造に色々未熟なところがあったのか?とか色々と考えてしまいますが、今となっては分かりません…
でも…こんな儚い構造のブッソが好きです❤️
ライナーを組み込んだらクランクケース上面からライナーの突出量をSSTで測定します👍
突出量が低すぎるとヘッドガスケット吹き抜けの原因に、高すぎるとヘッドガスケット破損の原因になります。
測定結果は、基準値0.01~0.06㎜に対し…
①0.050㎜
②0.040㎜
③0.040㎜
④0.045㎜
⑤0.030㎜
⑥0.050㎜
何れも基準値内👍
次にピストン・コンロッドを組んでシリンダーに挿入します。
ピストンリングは走行距離がまだ少ないということもあって、アタリは正常のようです👍
カーボンを除去し組付けていきます✨
コンロッドキャップを締めていきます
初めにトルクレンチで締めて…
角度絞め!
完成✨✨✨
次はオイルポンプ
まぁまぁ汚いです💦
分解洗浄して…
ギアクリアランスのチェック
規定値0.025〜0.075㎜に対し0.050㎜で正常値👍
オイルラインを洗浄して組み付けます✨✨✨
今回はここまで😊
メカニックさんからのメール
毎週の作業報告がこんなふうに写真添付のメールが4〜5通届きます。
とても丁寧で誠実な内容で助かります😌
次回はいよいよエンジン完成か!
ワクワク…っていうか147ってどんなデザインだったのか忘れてしまいそうです…😂