アルトバンのHA25V・アルトバン・クイックシフト・ZOIOV・クイックシフターに関するカスタム事例
2025年06月30日 23時51分
詳しくは書きませんが無事に人生の一大イベントの一つが終わりました。
忙しくて全く手についていなかった、
車たちのパーツ取り付けにやっと手が回ります。
以前にシフトリンケージブッシュを取りつけましたね。
大して何も変わらずに、
まあ予防整備やな
という事で納得しましたが、やはりシフトフィーリングをもっと楽しげにしたい訳ですよ。
なぜならレーシーでカッコいいのが大好きなガキだから。
ただ、市販のアルト用クイックシフターなんて36用ばっかりで25には大概使えません。
そもそもHA25アルトにクイックシフトなんて導入してる方なんかいない訳ですよ。
困ったなぁと思っていたタイミングで、
アリエクを徘徊していたらこんなモノを見つけました。
なんだ、スズキ ビックディッパーって。
しらねぇそんな車。
ただ見た目もカッコいいし、何よりコレは正真正銘クイックシフターキット。
純正加工品みたいな見た目がダサいタイプではない、いかにもレーシングなフォルム。
しかも、
ワイヤーの取り付け位置から見るに、もしかしたら使えんじゃね?
って事で情報収集開始。
そしたら、はるか昔のTwitterに1件だけ有りましたよ!
HN22S、いわゆるkeiに取り付けてる方が。
その方によるとほぼポン付け。
keiの場合は高さ調整で高ナットを噛ませたり大変だったようですが、アルトなら多分関係ないです。
基本的にミッション周りはkeiと同じような作りのHA25アルトなら行けんじゃね?って事で、早速注文。
届くまで約1ヶ月近くかかりましたが、
無事に着弾しました。
ウッヒョーwww
クイックシフターだぁ!(2歳児)
かぁっこいいなぁ!
とは言ったものの、序盤に言った大イベントが控えていたので、
届いてから2ヶ月近く眠らせていました。
終わったので早速取り付けしていきますよ。
まずは純正のシフター本体を外さねばなりません。
シフトノブを回して取り外し、センターコンソール前側を外しましょう。
コレすら出来ないならあなたはDIYに向いてないので絶対にシフト周りなんか触らないでください
(↑大ブーメランです、覚えておいてください)
純正とご対面、グリスまみれで
とても剥き出しで使おうとは思えないフォルム。
蕁麻疹が出そうです。
さっさと外していきましょう。
ただし機構を理解しないまま外すのは危険です。
事前にノーマルの動きを撮っておきました。
まずは左側のワイヤーを取り外します、手でぐっと外側に押してあげれば外れます。
次にシフト真下側のワイヤーを取ります。
こちらは抜け防止のロックピンが居ます。
外せば簡単にワイヤーが抜けます。
ロックピンの後ろにいますワッシャーは再利用しますので、ワッシャーとロックピンは無くさないように。
ワイヤーが外れればレバーはプラプラになります。
次に最難関、ワイヤーの固定部からの取り外しです。
この金具の構造をよくみて、各所ぐりぐり押してみながら外します。
無理やり引き抜くと金具が壊れてしまうかもなので、適度な力で引き抜きましょう。
コツが有ります。
多分この作業が一番難しいです。
ワイヤーが無事に外れたら、
12mmのナット四カ所を外して、シフター本体を外します。
無事に純正が外れました。
純正比はコレくらい。
高さがかなり変わります、
ステアリングに近くなるので操作性は間違いなく良くなる、、、といいですね。
こういうのはほら、機能もそうですが
「俺の車はクイックシフトが付いてるんだぜ?」
って言いたいだけですから。
でもステアに近くなるのは間違いなくメリットです。
さぁ取り付けだ!!
と思ったら早速問題発生。
ワイヤーが溝に入らない。
測ってみたところ、U字の溝の幅が純正に対して1mmくらい狭い。
個体差かもしれませんが、いかんせん入らない。
とりあえずインパクトに回転ヤスリをつけて1mmくらい削りました。
多少削りすぎてガバガバだったり、正確じゃ無くても入れば大丈夫です。
前後にさえ動かなければ。
高さ調整のカラーは25アルトの場合は前側2箇所のみ使いました。
高さ合わせはこれで大丈夫です。
ワイヤーを繋げてみたのですが、、、
何だかおかしい。
おかしい、とにかくおかしい。
前後に動かない。
さらに右に倒しても、左に倒しても本来はニュートラルのはずなのに前進ギアに入ってしまう。
サイドブレーキをおろしクラッチを繋いでみる。
右も左もエンストしてしまう。
つまり、1速、2速以外の前進ギアに入っている。
なぜだ。
シフターが前後に動かないのは、シフター真下のワイヤーの長さが明らかに足りていないから。
可動範囲外にワイヤーが居て、マトモに動かない。
ダメだ、HA25アルトにはこのシフターは使えない、、、
高い勉強代になったが、この事実を周りの皆に知らせなければ...
と片付けを始めたが、
純正シフターも正しく動かなくなった。
ん???
どういう事だ?
もしかしてガチャガチャワイヤー引っ張りすぎてぶっ壊れた...?
やらかしてしまったかもしれない。
恐る恐る機構確認の為に撮った動画を見返すと、ある事に気づいた。
この2枚の写真を見比べて欲しい↓
なにか気づいただろうか。
私がしでかしたあまりにもポンコツな過ちを。
正解はコレである↓
誰ですかね、最初にあんな啖呵切っていた人は。
という事で、
アホな私がワイヤーの左右を付け間違えていただけ
という、あり得ないミスを犯していただけでした。
アリエクシフター、問題なくHA25アルトにも装着出来ます。
取り付け外観はこんな感じ。
削ったりでポン付けはしましたが、
一応今回下準備をしています。
シフターのこのリンクロッドの全長は
純正は40mmなんですが、シフトの可動域に合わせるとちょっとねじ山の噛み具合に不安がありました。
ので、こういったものを買ってきて、
40mmから50mmに付け替えてます。
純正40mmを外すのはネジロック材が塗られててちょっと大変です。
使用感はこんな感じ。
めっちゃいい感じですww
高い勉強大丈夫にならずに済んで良かったです。
有識者曰く、スズキのワイヤーシフト車なら大概いけるとのこと。
25アルト乗りや、それ以外の方もぜひクイックシフトデビューいかがでしょうか。
ちなみにセンターコンソールおよびドリンクホルダー前側は取り付け出来なくなるので、今考え中です。
個人的に剥き出しは好きじゃなくてね。
※追記
ついでにやる事があるのを忘れていました。
この8mmのナットと、ねじ山。
この正反対にもあるのですが、
シフターの横方向の動きを制限するストッパーの役目をしています。
基本取り付ける前に少し幅ひろめに設定しといて下さい。
で取り付けた後に、シフトを倒しながら操作限界値に調整して下さい。
そうすれば不要に倒れすぎるのを防止してくれますし、スプリングの負担も減ると思います。