009さんが投稿したS660・塗装DIYに関するカスタム事例
2025年05月14日 21時55分
アウディ RS3 8Yに乗っています。
2016年式 S660 走行27000キロの中古車
ボディ全体は、年式のわりには、褪色感や磨きキズも少なく、美しい状態でしたが、リアウイングだけは、なぜかクリアー層が剥げて、塗料部にも無数のクラックが入っている状態、いや最悪の状態でした。
近寄って観察するとこんな状態でしたした。
試しにクリアー層を1000番の耐水ペーパーで切削して除去してみましたが、色塗装までヒビ割れが進行していました。
できれば、クリアー層のオーバーコートで復活してくれないか・・
と期待してましたが、ボディ色から塗り直す必要があるため、耐水ペーパー600番でリアウイング全面を切削しました。
塗装面のクラックが見えなくなる状態まで600番で切削・・
肩が痛い・・
ここで、リアウイングをブラックで塗装しようかと悩みましたが、塗装が難しいとされるボディー色に挑戦することに。
失敗したら、ブラックにいつでも変更出来ますし・・
ボディ色の「水色」を塗る場合、下地色は、ホワイトの方が、「水色」が明るく発色すので、塗装に「色ムラ」が出た場合、塗り重ねで、暗くしながら調整して既存塗装に色味を合わせる作成で進めることにしました。
このサーフェーサー塗装で、スプレー缶の特性というか、ボタンオンから塗料が飛び出る感覚や、塗装対象物からの距離で塗膜がどう変化するのかという「コツ」を掴めた気がしました。
とりあえず、ムラなく、真っ白化が完了。
そして、耐水ペーパー1000番で、白サフ表面を均一になるように、耐水ペーパーで切削すると言うより、耐水ペーパーを滑らせる感覚で水研ぎします。
この作業中に、どうしても、エッジ部や端部でサフを削り過ぎて「下地」が出るのですが、サフ塗装を繰り返しながらサフ塗装面を整えました。
いよいよ、本塗装に進むのですが、私のプラモデル塗装経験では、エッジ部や端部にしっかり、色を盛っておく事で、大面積部を塗るとき、エッジ部の塗料がダムの様になって、塗料のタレを防いでくれるという、何の根拠も実績も無いプラモデル塗装の経験から得た塗装順序で塗装するため、塗装用の「治具」というか塗装台を製作しました。
こんな感じで、最初にエッジ部を集中的に塗装しました。
一番目立つ表面部には、軽く色を乗せて様子を見ながら、敢えてムラになる感じで塗装。
失敗しても目立たない裏面を練習感覚で塗装しました。
とにかく、少しずつ色を乗せて、5分くら時間をおきながら乾燥させて繰り返し塗装する方法で塗装。
途中、何度か車体に合わせて色味をチェックしました。
ここまで、順調に進みましたが、裏面の最後の「ボカシ塗装」時に、小雨が襲来。
ここで、一旦終了しました。
雨が降り始めましたが、ボディに乗せて、最初に塗装したエッジ部の色味をチェック。
「概ね良好」
そして2日後、風も無く、良い感じの塗装日和だったので、仕事を早目に終了させ塗装作業を再開・・
が、先日の小雨が乾燥前の塗膜に着弾したらしく、小さなキズになっていました。
裏面でウイングを設置すると全く見えなくなるのですが、プラモデルの技法でリカバリーしました。
厚めの繊維に小さな穴を開けて、塗装境界がボケる様にスポット的に塗装。
ココも1発で塗るのでは無く、あくまでも少しづつ・・
同じ様な雨粒による被害が出た箇所をこの手法で「タッチアップ」
全ての雨粒跡のリカバリーが完了した段階で「ボカシ塗装」
※「ボカシスプレー」は使用せず、スプレーの距離と噴射量で調整を「ボカシ塗装」と表現しています。
迷彩模様の戦闘機プラモデルを塗装する時の技法です。
仕上げに表面の塗装を開始。
ムラになることをあまり気にかけず、5分感覚で5回ほど塗装しました。
未使用のボディと同色のパーツを並べて「色味」が近くなる様に「ボカシ塗装」を繰り返します。
最後にボディに設置して、明るい場所にクルマを移動させて、色んな角度から色味と濃淡をチェック。
気になる箇所は、ボディから外して再塗装というか、色を追加・・
結局、2回ほどこの作業を繰り返しました。
使用した塗料。
Amazonで3500円送料込でした。
このブランドのスプレーは、吹き出し口の角度が変更出来たり、ハーフスイッチというか、弱い噴霧圧で安定して吹ける様にスプレーボタンが調整出来てとても便利でした。
薄塗り塗装を繰り返すため、塗装前にホコリと静電気を除去するための「ニトリの使い捨てモップ」
これで、塗装前に表面のホコリを除去しました。
クリアーは、ウレタンクリアーを予定しているので、来週末まで水色の乾燥と硬化を待ちます。
ウレタンクリアーの場合、プラモデルでも最低、1週間タイムラグを設けてます。