デミオのマツ耐・デミオは走れるクルマです・クルマが遅いんじゃない、人間が遅いんだ!・応援してくれた皆にありがとう!・モータースポーツは楽しい!に関するカスタム事例
2025年06月18日 16時17分
DJデミオの15MBとBMW118i sportに乗っています。 最近、久し振りにモータースポーツに復帰しました。 ⇒レース復帰年の2021年は、耐久レース優勝×3回、サーキットトライアル優勝×3回でした♪ 2022年は、耐久レース優勝×1回、2位×3回、サーキットトライアル2位×1回でした! 2023年は、耐久レース優勝×3回、サーキットトライアル3位×1 2024年は、一時お休みですが、復帰を模索中→耐久レース特別戦リタイア(タービンブロー涙)
久し振りに投稿します。
CTの皆さん、ご無沙汰しております。
一昨年11月に第2子(長男)が生まれ、病気がちで入院を繰り返していたため、なかなかモータースポーツに復帰することが出来ず、昨年11月のマツ耐富士戦くらいしかレースに参加出来ていませんでした。(この際は、友人のデミオディーゼルで参加でした)
なかなか活動、投稿出来ない状態でしたが、今回仲間から誘いがあり、先週土日で開催された「マツダファン・エンデュランス(マツ耐)もてぎラウンド」に自車のデミオで参加しました!
よって、近況報告という形でご報告させて頂きたいと思います。
今回は、下の子供が溶連菌から治ったばかり、上の子供が学校でトラブルに遭い、学校と対応を協議している最中での参加となってしまい、これまでで1番余裕のない状態で参加となってしまいました。
(そんな中レースに行く私もヤバイ奴ですが、これを許してくれた家族に感謝したいです)
本格的な国際サーキットの走行は半年以上していなかったため、何とか家族と職場の理解を経て前日練習を実施し、経験豊富なチームメイトからのアドバイスを受けて感覚をブラッシュアップしました。
久し振りの実車でしたが、思ったよりも乗りやすく、2023年のマツ耐で出したタイムを1秒上回るラップタイムを記録でき、意外にも出だしは好調の兆しを見せていました!
そして、その日はチームメイトと練習・調整をし、ホテル直近の居酒屋で作戦会議。
有意義かつ楽しい時間を過ごし、ちょっと遅めの就寝となりました(笑)
さて、レース当日。
朝4時台に起床して顔を洗おうとするとなかなかの熱湯が!
どれだけ冷水の蛇口を捻っても熱いお湯しか出ません…
我慢して顔を洗い、トイレを済ませるとなぜか温水(むしろ熱い)が…
理由が分かりませんが、ほぼ確実に設備故障の予感です…
ホテルのロビーに着くと、そこは既に大混乱に…(笑)
どうやら貯水槽が壊れて水が出なくなり、最終的に配水出来なくなったようです。
何やら始まる前から波乱しかありませんが、何とかサーキットに着いて準備を進め、ヘビーウェットの予選を走ります。
もてぎのヘビーウェットは、富士ほどではありませんが、結構滑ります。
少しブレーキを残しながら入る1・2コーナー、長いストレートから強いブレーキが必要な5コーナーやダウンヒルストレートではリアが暴れます(笑)
レコードラインをずらして、ウェットラインにタイヤを乗せていくと少し安定するポイントがあるので、そこを狙って詰めていきますが、コース上はかなり混雑しており、なかなかクリアラップが取れません…
これは今回の開催がノーマルクラスとチューンドクラスでレース自体が分かれており、ノーマルクラス同士の45台の戦いとなっているため、比較的タイム差が少ないことが要因だと思われます。
そして、なかなかアタック出来ずに予選が終了となってしまいました…
この辺りは久し振りのレースで感覚が鈍っていたことが悔やまれます。
予選が終わり結果を待つと、意外なことに順位はロードスター含めた総合10位(45台中)、クラス3位となかなかの上位に入れました!
これで上位陣に混じって勝負が出来ます!
ライバルチームとのタイム差も1秒程度なので、期待が持てます!
ここからはなんと5時間も空いての決勝となるため、出来る準備を万全にして本番に備えます。
そうこうしていると、空はカンカンに照り始め、夏のような日差しが…
いつも通りマツ耐名物「限界給油」(レース中の給油が禁止されているため、クルマを揺らしてエアを抜き、限界まで給油すること)をしながら、汗だくに…(笑)
そして14時40分、決勝のコースインが始まります。
自分はスタートドライバーと第3スティントを担当することになりました。
午前中の予選とは打って変わって、完全なドライ路面です。
フォーメーションラップからローリングスタートのため、フォーメーションでは燃費を稼ぎ、スタート直後にオーバーテイクできるよう最終コーナー立ち上がりから加速して行きますが、今回は上位陣の立ち上がりが上手く、1コーナーで差すことは出来ません。
それでも3・4コーナー、5コーナーで詰まった車列を狙って数台を抜いていきます。
5コーナーを抜けると登りセクションが続きますが、午前中のウェット路面では苦戦していたロードスター勢が、ドライ路面ではパワーを発揮、抜きつ抜かれつのバトルとなります。
当初は燃費をセーブしながら、走りと燃費のバランスを調節するため、回転数を低めに保ちましたが、タイムが伸びず…
上位陣は結構回しており、ジリジリと離される展開になります。
クラストップとは既にかなり差が開いており、ピットから回転数制限の変更指示が。
もどかしい加速から一転して、それなりに回して走れるようになり、ロードスター勢と並んだり、ライバル2台のうちの1台とはかなり距離が詰まります。
ここで一旦2ndドライバーにチェンジすることとなり、2ndドライバーは得意の燃費走行とタイムを両立する素晴らしい走りでクラス2位の位置をキープ、ベストも順調に2分44秒台を叩き出します!
ドライバーの得意分野を十分に生かし、上位を走り続けますが、この日の気温は30度近く、外にいるだけで汗が噴き出す暑さ…
ドライバーもかなり辛いはずです。
2ndドライバーが50分近いロングスティントを終え、再び自分がステアリングを握ります。
今度のスティントもロードスターの集団に巻き込まれ、なかなかコース上はクリアになりません。
45台がコース上にいることと、ノーマル同士でラップタイムに大きな差が無いため、オーバーテイクがかなり難しい状況になっています。
集団のなかでタイムが上がらず、後続のMAZDA2が背後に迫ってきました。
こちらもタイムを落とさずに走りたいのですが、やはり練習不足、久し振りのレースでの集団のかわし方に課題があり、ジリジリと車間を詰められます。
コーナー入り口でイン側に並ばれるとレイトブレーキングでノーズを捩じ込まれ、こちらもインを締められず、ミドルラインで車速を保とうとしますが、ギリギリで抜かれてしまいます…
ただ、ここで抜かれたままでは終われないため、ライバルが集団の処理に詰まるタイミングやコーナーでの小さいミスでタイムを落とす瞬間を眈眈と狙い、抜き返しのチャンスを待ちます。
何度かロードスター勢と絡んだタイミングで、こちらは上手く抜かせることに成功しましたが、ライバル車のタイミングが合わず、立ち上がりで大きく車間を詰めることに成功します!
5コーナーで直ぐ後ろに付くと、得意のS字でも徐々に距離が詰まってきます。
そのままV字コーナーで2速まで落としてヘアピンコーナーに向けて加速、更に距離を詰めます。
ヘアピンでは一気にイン側に飛び込むと、ライバルの横に並び、立ち上がり勝負へ!
立ち上がりで回転数はレッドゾーン、6500回転まで回し、徐々に相手を離すことに成功、ダウンヒルストレートで遂にオーバーテイクします!
そのままリードを保ちつつ、次の周でピットイン。
このアウトラップも全力で走り、ピットロード入口まで限界に攻めます(笑)!
遂に3rdドライバーに最終スティントのステアリングが託され、インラップも全力で攻めます!
3rdドライバーは最ももてぎの走行経験豊富なチームメイトが担当し、ドンドンとベストを更新していきます。
43秒台を連発すると更にペースを上げ、遂にベストラップは42秒台へ!
ロードスターともバトルに陥りながら、遂に2時間半が経過、先頭がチェッカーを受けます。
3rdドライバーはロードスター勢ともバトルしながら、無事にゴール!
全体の順位は45台中12位、クラス順位は8台中2位というポジションでレースを終えました。
久し振りの耐久レースでクラス2位、ロードスター以外での総合準優勝となりました。
仕事もプライベートも余裕がない中で、出来る準備を可能な限り整えて臨んだレースでしたが、1番悔しい2位という結果となりました。
振り返ると、走る前からトラブルの連続でしたが、よく走ったなと(笑)
何とか準優勝を取れたのは、仲間と家族の理解あってのことと思います。
引き続き、どこかのタイミングでまたレースに出れたら良いなと思っていますので、その際はまたご報告上げたいと思います(笑
レースカーらしい後ろ姿が凛々しいですが、高速やバイパスで煽られそうになるのは、元々のクルマが可愛いからなのでしょうか(笑)?
総合準優勝(ロードスター)のトロフィーは非常に立派でした!
2位表彰台の真ん中でトロフィーを掲げさせてもらいました!
そしてビショビショに…(笑)
チームメイトがAIで愛車の画像を作ってくれました!
結構よく出来ていて、驚きです!