N360の昭和商店・N360・3Dプリントに関するカスタム事例
2024年12月07日 21時53分
3Dプリンターのプリちゃんですが冬に向けてバージョンアップを計ります。
一般的なPLAフィラメントで3Dプリントする場合は問題無いんですが、耐熱/耐候性の高いABSやASAフィラメントではプリント後の収縮の関係でテーブルからの剥離や積層間剥離の問題が有ります。
特に強度UPを目的にプリント時の充填率を上げてしますと益々収縮率の影響を受けてしまいます。
対策としてはプリント時の環境を高温維持するテントの様なブースで囲ってしまいます。
家のプリちゃんの“Ender-5 S1”にもアフターマーケット製ですがブースが準備されてます。
本体四方を囲うアクリルのエンクロージャボックスと上を塞ぐトップカバーです。
しかし当然S1専用ですし値段もぶっちゃけ廉価版の3Dプリンターがもう一台買える程です。
ん〜だったら自分で作ってみます。
ホームセンターで厚さ3mmの発泡スチロールの板を買ってきて枠を作ります。
百均で見つけた床に敷く発泡ウレタンの蓋を取付け完成です。
ちょっと無骨ですがトップカバー完成です。
最も温度を安定させたいノズルは3Dプリンターのトップ部固定されテーブルが徐々に下がって来る構造なのでサイドのエンクロージャの必要性は余り感じずトップ部のみで行けるのではと思います。
実際に温度状況です。
実際に30分ほど動作させますがトップカバーがない状態では室温とほぼ同じ程です
トップを取付けると40℃弱の温度で維持できそうで効果が期待できそうです。
早速プリントチェックです。
以前作成したN360サイドベンチレーターのベース部です。
充填率10〜20%程でないとテーブルからの剥離が発生しましたが普通に100%にてプリント出来ました。
これで新たな素材もトライ出来そうです。