レガシィB4の流されたフィットごめんなさい・それを乗り越えて生きていく・3月もよろしくお願いします・東日本大震災から14年・3.11 あの日を忘れてはいけないに関するカスタム事例

あの日津波に遭遇して(長文)
2011年3月11日私は仙台空港の近くに出張でいました。激しい地震の30分後に津波に襲われ車ごと流されました。近くの建物の屋上になんとか上がらせてもらい無事でしたが、車ごと流されたひとを何人も見ました。助けてあげられなかったことを今も悔やんでいます。
まもなく津波が到達するとラジオやテレビで知ったので、のんびり歩いているひとをできるだけ呼んで屋上へ引っ張り上げました。その数分後今まで見たことのない大津波が押し寄せてきて私の営業車やプレハブ、資材などはあっという間に押し流されてしまいました。取り残されたので翌朝まで救助を待ちました。夜中は停電の建屋の中で段ボールをかぶって寒さに震えていました。
翌日腰まで海水に浸かりながら脱出し、2時間ぐらいかけて小学校の体育館に歩いて避難しました。翌週になってやっと会社がバスをチャーターし神奈川へ帰ることができました。
家族は携帯が全く繋がらないので行方不明だと思ってたらしいですが、当時ガラケーの災害伝言に【無事です】をクリックしたのを見たそうです。

あの状況で死ななかったのは奇跡です。神様がまだお前は死んじゃいけない、と言われたのかも知れないので、俺はまだ死にません。

おしまい