フェアレディZのShinさんが投稿したカスタム事例
2025年06月19日 20時46分
20代⇒Z31 30代⇒S130Z 40代⇒JZX100マークⅡ そして50代... Z32にてZ乗り帰り咲きしました。 2022年/10月 新たにZ33を迎える事になりました。 今後はメンテ中心になると思いますが、末長くこのZ達と付き合って行きたいと思ってます。 Z32.Z33乗りのオーナーの方々、 Z33には未だ余り詳しく無いので、色々教えて戴きたく思います。
Z32 『5速踏み切り』第①話
2seat Z32の魅力は峠やストリートでのシャープな走りだ。ショートホイールベースに現行スポーツカーと比べれば割と軽めの1.4tボディ。V6スクエアのコンパクトエンジンを若干フロントミッドに搭載する2シーターZは可なりの戦闘能力を持つコーナリングマシンだ。そしてこのマシンは峠、ストリートでこそ本領発揮する個体だと感じてる。だが、高速道での走行はどうだろう。ストリートや峠を自在に旋回出来るショートボディは、きっとハイウェイでは不利に働くに違い無い。実際、コントロール不可に陥った2シーターZ32がハイウェイに散った話は昔から良く聴いていた。
対して2号機( Z33)の魅力は真逆の魅力。長いホイールベース。広い車幅のボディに収められたHRハイパワーエンジンを持つ2号機は、ハイウェイでこそ、その魅力を発揮する。ハイウェイを疾走するZ33は大海を泳ぐシャチの姿の様に速く優雅で美しい。だが、z32に比べて100k以上重いボディを持つz33は、ストリートや峠での走りは鈍重で鈍い。切り返し、振り返しをする度に大きな車体を上下左右にユサユサと揺らし辛そうに走る。それは大海から小海に移されたシャチが身を捩りながら泳ぐ姿に似てると感じる。
同じフェアレディZでも真反対の性格を魅せる2台。一般道はZ32。高速道はZ33。僕はこんな風にTPOに応じてこの2台の美しい獣を飼っている。そして僕はこの真反対の2台のZに夢中なのだ。
今回の岐阜Zミーティング。岐阜には高速道路オンリーで向かうので何時もならZ33を発進させる処だが、今回のミーティングの趣旨はz32が主になるので、1号機の発進となった。
(JUN ステージⅡエンジン)➕(エキマニ→キャタ→マフラー)仕様の1号機。高速域での巡航走行は車内やボディへの振動にどんな影響を齎すのか?もしかしたら五月蝿くて堪らない感じなのだろうか?まぁ、それでも僕は全然構わない。たった2時間程の高速走行だ。1号機の咆哮をタップリと聴かせて貰おう。
6/8日Zミーティング当日の朝を迎えた。天候は曇り。10日程前にプロテクションフィルム施工を終えてある1号機に乗り込み暫しの暖気。水温、油圧、共に異常無しの確認後、1号機をゆっくりとガレージから解き放つ。
Z34のツレを迎えに行きツレのガレージの前でモーニングコーヒーを呑んだ。タバコ一本を灰にした後に僕ら2台のZは福井北インター高速のスロープを上がった。
続く